- Crazyflie 2.x マルチレンジャデッキ (VL53L1x ToFセンサ搭載)
- Crazyflie 2.Xに障害物検出機能を強化
- 5方向の距離を正確に測定可能
- ToFテクノロジを採用し、ミリメートル単位の精度を実現
- STEM向けのSLAMと複雑なタスクが可能
- 重量がわずか2.3gで上部への取り付けも簡単
Crazyflie 2.x マルチレンジャデッキ (VL53L1x ToFセンサ搭載) は、Crazyflie 2.Xドローンの性能を向上し、周囲の物体の検知を可能にします。これは、前方、後方、左、右、上方向の5方向において、最大4mの範囲でミリメートル単位の精度で正確な距離測定を実現することで実現します。
このモジュールは、Time-of-Flight (ToF) 技術を採用し、それぞれ高精度な距離測定が可能なVL53L1xセンサを5個搭載しています。これらのセンサはGPIOエクステンダに接続してあり、個別にリセットが可能です。このモジュール設計により、周囲の状況を動的に認識し、ドローンが障害物を効果的に回避することが可能です。
マルチレンジャデッキは、フローデッキV2と組み合わせることで特に効果を発揮します。フローデッキV2は地面の動きと距離を測定し、ドローンの空間認識能力を向上します。この組み合わせにより、CrazyflieはSLAM (同時自己位置推定・地図作成) アルゴリズムなどの複雑なタスクを実行できるようになり、STEMアプリケーションに最適です。ドローンはシンプルなPythonスクリプトで自律制御できるため、3次元空間での探査と操作が容易になります。