Digilent Arty Z7-10 Zynq-7000 SoC 開発ボード

• Arty Z7-10：Dual-Core Cortex-A9 プロセッサ搭載 Zynq-7000 SoC 開発ボード
• ARMベースプロセッサのソフトウェアプログラミング機能 および FPGAのハードウェアプログラミング機能を結合
• XilinxのVivado Design Suite および SDSoC開発環境に完全対応
• 高帯域幅ペリフェラルコントローラ および 低帯域幅ペリフェラルコントローラを搭載
• HDMIポート、モノラル音声出力、プッシュボタン、スライドスイッチ、LED、拡張コネクタを搭載

Digilent Arty Z7-10 Zynq-7000 SoC 開発ボードは、Xilinx Zynq-7000システムオンチップ（SoC）ファミリーを中心に綿密に設計した包括的な開発プラットフォームです。このSoCファミリーは、ARMベースプロセッサのソフトウェアプログラミング機能とFPGAのハードウェアプログラミング機能を結合し、CPU、DSP、ASSP、ミックスドシグナル機能をひとつのデバイスに統合して主要なアナリティクスとハードウェアアクセラレーションを実現しました。

Arty Z7は、無料の WebPACKバージョンを含む Xilinx Vivado Design Suiteに完全対応しています。SDSoC開発環境は、異種Zynq SoCを展開できる使い慣れたエンベデッド C++/OpenCLアプリケーション開発環境を提供しています。

Arty Z7には XC7Z010-1CLG400Cを搭載したArty Z7-10と、大型の XC7Z020-1CLG400Cを搭載した Arty Z7-20の2種類の仕様があります。SoCの処理システムを必要としないアプリケーションには、Arty A7 または Ａrty S7の方が適している可能性があります。

Arty Z7は、650MHz デュアルコア Cortex-A9プロセッサ、8個の DMAチャンネルを備えた DDR3メモリコントローラ、および 4個の高性能AXI3スレーブポートが特徴です。また、1Gイーサネット、USB 2.0、SDIOなどの高帯域幅ペリフェラルコントローラ、SPI、UART、CAN、I2Cなどの低帯域幅ペリフェラルコントローラも搭載しています。このデバイスは、JTAG、Quad-SPIフラッシュ、microSDカードなどからプログラム可能です。さらに、525MHz（1050MT/s）の16bitバスを備えた 512MBのDDR3、工場出荷時にプログラム済の 48bitグローバル的に一意なEUI-48/64互換識別子を持つ16MBのQuad-SPIフラッシュ、および microSDスロットを搭載しています。

このボードは、USB または 任意の7V～15Vの外部電源から給電でき、ギガビットイーサネット PHY、USB-JTAGプログラミング回路、USB-UARTブリッジ、USB OTG PHY (ホストのみサポート)、HDMIシンクポート (入力)、HDMIソースポート (出力)、3.5mmジャック付きPWM駆動モノラルオーディオ出力、プッシュボタン 4個、スライドスイッチ 2個、LED 4個、RGB LED 2個、標準Pmodポート 2個、合計16個のFPGA I/O、Arduino/chipKITシールドコネクタ、Z7-20は最大49個のFPGAデジタルI/O、Z7-10は最大26個のFPGAデジタル I/O、XADC への6個のシングルエンド 0～3.3Vアナログ入力、および XADCへの4個の差動 0～1.0Vアナログ入力を搭載しています。